この冬は三國 万里子さんのあったかニット手作りに挑戦!!!
さろそろ肌がひんやりする季節がやってきましたね。そんな時欲しくなるのがニットアイテム。欲しいものを買うのも良いけど秋の夜長を利用して自分だけのニットアイテムを作ってみるのはいかが?買ったものとは違って自分だけの色と形のステキなアイテムができますよ。
ストール、マフラーなどの巻物も三國さんにかかったらひと味違う。
パターンを覚えて、印象変えて。
楽しく編めば、ほらたくさん編めた。
編み物の本は、一冊のなかに編みたい作品がひとつしかないということが多く滅多に買いませんが、
こちらの本は編みたいと思うものがいくつもありました。
ほかの編み物の本では、奇抜なだけでわざわざ編んで着たいとは思わないような作品や、ただ簡単なだけで安っぽい野暮ったいものが多いです。
ですが三國さんの本には、正統派なのにフォルムや模様がちょっと個性的な、思わず編みたくなる作品が多いように感じます。
編み物の本を購入しても、編みたい作品は普通1つか2つ。。。そして本ばかりが増え・・・。
でもこの本にはたくさん編みたくなる作品が掲載されていて、本当に購入してよかったと思える本でした。三國さんの作品を追いかけてみようと思います。
新しいことで言えば、今回は玉編みやリング細編みといった、かぎ針編みのテクニックが使用されていること(玉編みのリブウォーマーには一目惚れ!)。三國さんの本は、編み物を30年以上続けてきた私ですら知らなかったステッチや、想像も付かなかったデザインが使用されているので、毎回期待せずにいられません。
また、テクニック面で言えば、まっすぐ編むだけのポンチョや耳帽あたりなら、初級〜中級の人でも挑戦できそう。ウエアが始めての方は、減らし目と増やし目に挑戦しながら編める、ケーブル柄のドルマンセーターあたりがオススメ。いずれも七面倒くさいテクニックはそれほど要らないわりに、完成品がとびきり可愛いので満足できるのでは。
マフラーぐらいしか編んだ事の無かった私でしたが、この本でミトン初挑戦。
糸の引き具合などがわからず編み直したこともありましたが、表紙左側の
グレー地に赤い模様のミトンの編み方がとても詳しく写真付きで解説されて
いたおかげで、ミトンの仕組みについては悩むことなく編めました。
中細糸で編むユーモラスな刺繍付きのミトン(クマミトン、キノコミトン)と動物柄の編み込みのミトン(猫ミトン、蝶ミトン)。猫ミトンは既に結構な人気のようです。鳥や犬が好きな人間としてはちょっと嫉妬してしまうほど・・・
シェットランド諸島、アラン諸島、ガーンジー島、ロンドン。ニットの聖地各所を巡って、三國さんが見てきて感じたことを作品にアウトプットしました。手編みファンがいつかは訪れたい土地の旅行ガイドとして、
三國さん独自の視点で捉えられた紀行文として、手編みの作品集としても、楽しめる一冊です。
新作ニットは10点掲載。全編み方つき。