夏に毛穴は増える!?目指せ、とぅるん!赤ちゃん肌!の1枚目の写真
肌の表面はまっ平らではなく、右の図のように規則的な隆起があります。ひとつひとつの隆起を皮丘(ひきゅう)、その境目にあたる溝の部分を皮溝(ひこう)といいます。
理想の肌の条件にあげられる“キメの整った肌”というのは、この皮丘が規則正しく並び、皮溝も一定に美しく並んでいる状態をさします。
皮丘の大きさがばらばらだったり、ふぞろいだったりすると光の反射も均一でないため、くすんでみえたりするわけです。
そして肌には、汗の出口である汗孔、皮脂の出口でもある毛穴があります。
毛穴から分泌される皮脂は、汗と共に皮脂膜を作り肌を覆うことで水分を逃がさないはたらきを持っています。また、汗にはこの皮脂膜を作る他にも、体温を調節するための発汗があります。
汗を出すことで体温を下げているのは皆さんもご存知の通り。逆に、毛穴をぎゅっと縮めて血管も収縮することで体温を下げないようにも働きます。
「毛穴なんてなければいいのに」なんて思うことも時にありますが、毛穴の開閉にはこんな重要な役割があったのです。